アジア人と白色人種のキューティクルの違いからわかること

アジア人の毛髪は白色人種と比べて太くて横断面が真円に近く、直毛が多いことから美しくハリがあると認識されてきました。しかし、これらの形状の差だけではなぜアジア人の髪が美しいのかということまでわかりませんでしたが、調べてみると形状や硬さなどに違いがあるようです。

日本人を含むアジア人のキューティクルは欧米人に比べて硬いということや、アジア人はキューティクルの枚数が多いこと、厚みが太いことなどなど、アジア人のキューティクルは欧米人よりも密でぎっしり詰まっているといった感じなのです。

しかし、その分欧米人にくらべてキューティクルが剥がれやすいということもわかりました。キューティクルが剥がれればそれはダメージにつながります。

ちなみに欧米人もダメージを受ければキューティクルは剥がれるのですが、アジア人に比べて剥がれる面積が小さいのです。アジア人はキューティクルがぽろっと剥がれ、例えて言えば魚のうろこが一枚剥がれるような感じなのです。どうしてでしょうか?何かしらの外的刺激があると、アジア人の髪は堅牢なキューティクル細胞の代わりにキューティクル細胞間脂質、別名CMCがまず負荷を吸収するため、キューティクルは元の形状を保ったままキューティクルがリフトアップといって持ち上がる現象がおきます。さらに負荷が加わると、持ち上がった部分に亀裂が生じます。その結果、まるで爪が剥がれるようにキューティクルが剥がれてしまうのです。

アジア人の髪は屋根の瓦が落ちるように、欧米人は壁のレンガが剥がれるようなイメージだと捉えやすいかもしれません。これが洗髪やカラーリングの繰り返しに伴う人種差の原因の一つとして考えられています。

また、欧米人はアジア人よりも皮膜が強いこともわかっています。これは髪に油分が行き届いているからといえます。アジア人は毛先にいくほど乾燥してひび割れなど起こしやすく、そのため剥がれやすいともいえます。それに対して欧米人の場合、極端にいえば鴨が水面を泳ぐように、そして水から上がっても弾くようになっているのに似ています。

以上のことから、アジア人の毛質にはしなやかに潤いを与えて仕上げることが望ましいようです。また、欧米人と似て非なるところは洗髪によるダメージの差です。使うシャンプーによって大きく差がでてきてしまうことでしょう。また、ドライヤーで髪を乾燥させるときにキューティクルが損傷しやすいということも覚えておいてください。

それを予防するには洗い流さないトリートメントの使用が望ましいようです。美しくハリのあるしなやかで潤う髪を目指してお手入れしてください。